ITの仕事で欠かせないスキルアップし続ける姿勢と意欲

どんな仕事でもスキルアップは必要だが、特にIT業界は仕事に就いた後でも継続してスキルアップが必要だと言われている。では、それは一体なぜなのだろうか。理由はいくつか挙げられる。

理由の1つ目は、IT業界の変化の速さである。例えば、サーバーは自社内でのサーバー運用だったものが今ではクラウド化しているし、地図はカーナビからGoogleマップになっている。
お店に入ると今までは店員に注文を伝えていたものが、タブレット注文と化している。携帯電話はどうだろう。折りたたみ携帯からスマートフォンになっている。
わずか数年前まで使っていたものが今では陳腐なものになってきている。これが、IT業界の常である。この変化に対応するためにスキルアップが必要となるのだ。

2つ目の理由は、IT業界は実力社会であることだ。IT業界で働くエンジニアやプログラマーは、専門職であり、何と言っても個人それぞれのスキルがモノをいう世界なのだ。
実際に、20代、30代の若手が開発の仕事で結果を出し、管理職に出世したり、スキルがある若手がスキルのないベテラン社員より多くの開発を担ったりしている。IT業界の多くは、実力主義で年功序列ではないのだ。

スキルアップせずにいると、自分のスキルでは仕事ができなくなり、できる仕事がないとなると、当然任される仕事は減る。そうすると社内で居心地が悪くなってくるものだ。そして最終的には退職してしまうことになるだろう。
このような状況を避けるためにも、常にスキルアップが必要なのだ。